「人は変わると信じて寄り添う伴走型支援」@青少年就労支援ネットワーク静岡

 

「人は変わると信じて寄り添う伴走型支援」

 

 

 
 
 
先日出席した、認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ主催の第3回地域円卓会議では、NPO法人青少年就労支援ネットワークのサポーター渡邉慈子さんが取り組みについて発表。
 
青少年就労支援ネットワーク静岡は、引きこもりやニート、生活困窮者、非行・障害など就労が困難な問題を抱えた若者を、就労を通じて社会への適応・社会参画を目的として活動しています。就職が目的ではなく、社会参画が目的と言い切ります。
 
青少年就労支援ネットワーク静岡の取り組みの原点は、代表の津富さんが、法務省で少年院の教官として勤務していた時代にさかのぼる。少年院を出た少年たちが再犯で戻ってきてしまうのはなぜかと調べたところ、就職の有無が再犯率に大きく影響を与えていることがわかりました。(著書によると、職に就いた者の再犯率は10%、職に就いていない者の再犯率は50%)。
 
職に就くことがその人の、その後の人生が大きく変わることから、就労支援に力を入れる必要性を強く感じたようです。そして、保護司制度を原型に、地域でのサポーター制度や、場を持たない支援のしくみ、学生たちとコミュニケーションを図るセミナーを通し、静岡方式の代名詞でもある伴走型支援をつくりあげました。
 
静岡方式の特徴は
☑人は変わると信じている
☑本人の好みを大切にしている
☑地域のつながりで支援
☑「ありがとう」を期待しないお節介
☑若者に寄り添う伴走型
など。

詳しい内容は、書籍「静岡方式で行こう」をご覧頂きたいのですが、絶版ということで、「静岡方式で行こう2」をぜひお読みください。
 
その中でも、最もすごいとうならせるのは
市民誰もがなれるサポーター制度を導入して
(講座の受講と書面の署名が必要。顔の見える関係)
素人の支援者で若者の就労をサポートしていること。
しかもその数なんと1,200人。
水戸市と同じくらいの規模の富士市でも140人。
このあたたかい市民のネットワークとお節介が
若者に活力を与え社会参画へと導いています。
 
 
誰もが難しいと思っていた、就職困難者・就職弱者に対して、人は変われる、誰もが働けるという強い信念のもと創り上げた静岡方式は、地方の支援者の希望となっています。もちろん、「やり方」だけをコピーしたところで上手くいくわけがないというのは皆さん十分理解しています。津富さんの熱意とカリスマ性に人が集まり、大きな渦になり静岡県内の支援に広がっています(現在14拠点あるそうです)。
 
その熱量が県を超えて広がり、各地の熱意あるリーダーに大きな希望を持たせて突き動かしています。
 
あとは、僕らが、若者の未来を信じて、熱量を持って行動し続けられるかにかかっています。


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